Philosophy Quest
– 知的好奇心と自己探求を刺激する革新的なアクティビティ –
Philosophy Questは深い思考と創造的なイノベーションを促進するために設計された法人向けの革新的な知的探求です。
Philosophy Questによって期待できる効果
- ・知的探求とイノベーションの促進
- 問いを立て、本質を見抜く力を養い、創造的なアイデアを生み出します。
- ・コミュニケーション力の向上
- 他者の考えに耳を傾け、実りある対話ができるようになり、よりよい人間関係を築きます。
- ・五感を刺激し、感覚と思考の敏感さを高める
- 五感を活用した哲学的アクティビティで自己の内側に向き合い、自己理解を深めます。
- ・批判的思考と課題解決能力の向上
- 抽象的な思考と具体的な分析をバランスよく行い、複雑な課題に対処する力を養います。
- ・自己理解とマネジメントスキルの向上
- 自己理解を基盤とし、リーダーとしての役割を再確認することで、マネジメント・リーダーシップ力が向上します。
- ・多様性を尊重した組織文化の育成
- 自分の思考習慣やバイアスに気づき、視野を広げることで、異なる意見を尊重し、多様性を受け入れる組織文化を育てます。
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哲学的アクティビティの例
01 哲学対話
「哲学対話」は、参加者が対等な立場で本質的な問いについて話し合うことで、個人の内面を明らかにする方法です。対話を通じて、自分やチームメンバーの動機や考え方の背景に新たな気づきを得ることができます。これにより、管理者はメンバーの内面を理解し、より適切なマネジメントや人材配置、キャリア形成に役立てることができます。
哲学対話では、哲学的なテーマについて自由に意見を交換し合うことで、深い理解や新しい視点を得たり、自分の考えや信念を探求したり、他者との共感や理解を深めることができます。
02 ソクラティク・ダイアローグ
「ソクラティク・ダイアローグ」は、哲学対話の中でも特に厳密で高度なプロセスで欧米企業の哲学研修で重要なプログラムとして導入されています。対話の中で各言葉の定義や正確さを重視し、参加者同士で合意を確認しながら問いに対する答えをまとめていきます。こうして作り上げた答えは、常識や辞書の定義に依存せず、参加者自身が言葉の意味や定義を自分たちで考え出した成果が生まれます。 また、評価基準や組織の理念を、自分たちの経験や力を基に独自に構築することができます。
目標が外部から押し付けられたものではなく、参加者全員が納得できる基準や理念が生まれ、組織全体の一体感が強まります。
03 哲学的組織マネジメント
哲学的なアプローチを用いた研修を通じて、リーダーシップ、マネジメント、人材開発に関する知識と洞察を提供します。研修内容は、業務形態や具体的な課題に合わせてカスタマイズされ、中立的な視点から組織の問題解決をサポートします。これにより、組織論やマネジメントの理解が深まり、社員が自らの考えや行動をより意識的に選択できるようになります。その結果、企業全体のリーダーシップとマネジメント能力が向上し、より効果的な組織運営が可能になります。
04 哲学ウォーク
「哲学ウォーク」は、哲学者の名言をテーマに自然の中を長時間散策し、日常業務では得られにくい視点と発見を育むためのアクティビティです。土の感触、木々の香り、鳥のさえずりなど、普段意識しにくい五感を刺激することで、閉塞しがちな思考に新たな広がりをもたらします。
また、哲学的な名言をきっかけに、組織や個人の課題に思考を巡らせることで、無意識のバイアスや思考の偏りに気づくことができます。身体感覚を通して課題を見直すことで、参加者はより深いレベルでの解決策を探る力を養います。
さらに、同じ風景を各自がどのように捉えたかを共有することで、「言葉や視点の違い」を理解し、チーム内の多様性を活かすコミュニケーションの向上にもつながります。
05 五感の哲学
五感の哲学は、一人ひとりの深い自己理解を促進し、組織全体の柔軟性と多様性を高めるための革新的な自己探求アクティビティです。このプログラムでは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感をフル活用し、自己認識を深める体験を提供します。
具体的な研修内容としては、日常の中で見慣れた風景や身近な食べ物、飲み物に意識を集中させ、その感触や香り、味などをじっくりと感じる体験を通じ、身体的な感覚を通じて感じたことを言語化し、自分の感情や思考と関連付けていくことで、より深い自己探求を行います。
またアート鑑賞や音楽鑑賞のセッションを取り入れ、視覚や感情を刺激する体験を提供します。それぞれの参加者が作品から感じたことや考えたことを共有し、対話を通じて哲学的思考を深める機会を作ります。組織内での柔軟性や多様性を深めることができ、個人と組織全体の両方にとって豊かな体験となります。
06 問いの理論と実践
参加者が問いの深層を理解し、自己探求を進めることを目的としています。このプログラムでは、問いの本質を体系的に学び、自分自身の問いを掘り下げるスキルを習得します。具体的には、日常で無意識に使用している5W1H(Who, What, When, Where, Why, How)に対する感度を高める練習を通じて、自分の問いを意識的に見直し、改善する能力を養います。問いの発展的な使い方を学ぶことで、参加者は自分自身の問いの特徴やバイアスに気づき、効果的な対話と思考の深化を実現します。これにより、個々の思考力とコミュニケーション能力が向上し、組織全体の協力と思考の強化が図れます。
07 エシックス・ボウル
コンプライアンスやハラスメントなどの倫理的課題に対処するための、シミュレーション形式のディベートアクティビティ。参加者は、実際のビジネス現場で起こりうるケーススタディを基に、問題解決のためのアイデアをディスカッションし、創造的なアプローチを導き出します。チームごとに異なる視点を持ち寄り、合意形成を図る過程で、倫理的な判断力と共にチームワークが強化され、組織全体のリスクマネジメント能力を向上させます。企業内での信頼関係を深め、組織文化の健全化に貢献します。
哲学的レクチャー
哲学者、宇宙物理学者、地球惑星研究者など、各分野のトップエキスパートから最新の知識や洞察を直接学ぶ機会、学会や大学院のゼミのような特別な体験を提供します。宇宙の起源から、われわれは何者か?といった哲学の根本的な問いまで、わたしたちを取り巻く本質的な問いに向き合いながら知を探求します。
レクチャーを通じて新たな視点や発想を得ることで、業務や課題に対する理解を深め、概念のアップデートを図ることができます。特に、具体と抽象の解像度を意識的にコントロールする方法を学び、問題の本質に対する洞察力を高めることで、より効果的な意思決定と問題解決、革新的なアイデアを生み出す力が飛躍的に高まります。
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参考:米国企業で哲学はどのように活用されているか?
- 「Google Philosophy Club」という従業員が哲学的な議論を行う場を提供。また、AIと倫理に関するディスカッションのために、哲学者や倫理学者を招いて特別講義やワークショップを開催しています。たとえば、AIが社会に与える影響やプライバシーの問題について深く掘り下げるために、専門家との対話が行われています。これにより、従業員は技術的な問題に対する倫理的な視点を持つことができます。
- Facebook (Meta)
- 「Facebook Ethics Review Board」を設立し、社内の倫理的な意思決定を支援しています。メンバーには哲学者や倫理学者が含まれ、コンテンツの規制やプライバシーの問題に対する哲学的アプローチを提供しています。たとえば、プラットフォーム上の有害なコンテンツの管理やユーザーのデータの取り扱いに関して、哲学的な観点からの検討が行われています。
- Salesforce
- 「Salesforce Leadership Development Program」に哲学的な視点を取り入れた研修が行われています。このプログラムでは、哲学者を招いてリーダーシップに関するセッションが行われ、特に倫理的なリーダーシップや価値観に基づく意思決定についての議論が進められています。例えば、リーダーシップにおける公平性や透明性を高めるための哲学的アプローチが講じられています。
- IBM
- 「IBM Design Thinking」プログラムに哲学的なアプローチを組み込んでいます。特に、「Design Thinking Workshops」では、哲学的な問いを用いてユーザーのニーズを深く理解し、革新的な解決策を導き出しています。例えば、製品デザインやサービス設計において、「人間性とは何か?」や「倫理的な使用とは?」といった哲学的な問いを扱い、デザインプロセスを深める手法が採用されています。